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食べにいく! 2022.03.11.Fri

創業66年、街のおかぁさん!親子3世代で進化を遂げた、ブタカラ定食【ことぶき食堂】

どうも!COOKLOOKの阿部です!
本日も食覧ありがとうございます!

今回は、創業66年の荻窪にある町中華の名店【ことぶき食堂】さんに行ってきました!

町中華と聞くだけで親しみを感じるのは僕だけでしょうか?
地域に愛されるお店っていう印象もありますよね!
又、美味い!安い!ボリューム!の3点セットの必ずあるイメージがあります!

町中華は古き良きお店なので、間違いなく今も愛されていますが
昨今、若年層に合わせた映えるお店の人気が強くなってしまっています。
そんな人気からも負けずに、頑張っているすばらしいお店を僕は応援したいです!

今回は、【ことぶき食堂】さんの歴史・ルーツ・商品などから
“このお店いいな”と思って頂けるようにしていきます!

それでは食覧楽しんでください!

取材動画はこちら:https://youtu.be/gwvZhYDhbE0

TikTok動画はこちら:https://vt.tiktok.com/ZSde3gNGQ/

“食堂”という言葉が付くだけでなんか温かみを感じますよね!
同じ食堂という言葉が付くお店に付いた書き上げた記事もありますので
是非、下記より食覧してみてください!

昭和25年創業!実家の味を思い出させる【動坂食堂】

【動坂食堂】さんの記事はこちら

ことぶき食堂とは?

【ことぶき食堂】さんはJR中央線・総武線が通る荻窪駅西口から徒歩12分にあります!

荻窪駅

荻窪駅は中野駅と吉祥寺駅のちょうど中間の場所にあり、都心への利便性も良い街なので美味しそうだなと思ったお店が沢山ありました!
又、杉並公会堂が有名ですよね!

杉並公会堂

杉並公会堂は“ウルトラマン誕生の場所”と言われていて、
ウルトラマンの第一話の前夜祭として舞台があったのがここ杉並公会堂でそのように呼ばれているようです。

小さいころ見てましたよね!3分で相手を倒すウルトラマンかっこよかったな~、、

そろそろ【ことぶき食堂】さんの紹介に戻りますね!

創業当初はまずかった!?(笑)

1956年創業の【ことぶき食堂さん】。今年で創業66年ですね!
今の【ことぶき食堂】さんは二代目の奥様京子さんと娘の徳子さん(三代目)で営業していました。
以前は、二代目の小宮辰之助さんが厨房に立ち料理を振る舞っていたそうですが、
一昨年に辰之助さんが体調を崩し、京子さんと徳子さんで今は切り盛りしているそうです。

ことぶき食堂_外観 (3)

その昔前、二代目辰之助さんのお母さんが創業者として料理を振る舞っていました。
しかし、評判は最悪だったそうで、
料理が不得意だったお母さんは「こんなまずいもの食べたことない」とまで
言われたことがあったそうです。
京子さんも徳子さんも笑いながら教えてくれました(笑)

ブタカラ考案者は二代目辰之助さん!

二代目辰之助さんは、元々別の仕事をしていたが病気をして働きに出られなかった時期があり、
その時に店を手伝っていたこともあり、継ぐことになったそう。

ことぶき食堂_外観 (1)

二代目の辰之助さんも料理を勉強していたわけではないですが
人気のブタカラとラーメンを考案した!ラーメンはしっかり出汁からいろいろと試して今の味へと繋がったそう。

二代目辰之助さんが考案したブタカラは“豚肉の唐揚げ”を略したものになっている。

唐揚げのイメージだとやっぱり鶏肉を使ったもので
ジューシーかつ鶏肉の旨味を一番表現できるものだと僕は思うが
ブタカラはそんな鶏肉の唐揚げをさらに数段超えてきてしまった、、

ブタカラはなぜ人気になった?

ブタカラが人気になったのはなぜか聞いてみると、、

“やっぱり、純正の100%のラードを使っているからかな”

と京子さんが答えてくれました。

ことぶき食堂_おばあちゃん_町中華_食堂

【ことぶき食堂】さんでは純正の100%のラードを使っているようで、
お客様に食べて頂いて喜んで頂くためにラードを使っているそうです!
しかし、コロナ禍になりラードの入荷が凄く悪くなってしまったそうですが、
この純正の100%のラードはこれからも使い続けますよとおっしゃっていました!

ラードを使うだけで料理が美味しくなるのを僕はこの時初めて知りました。
すいません、料理が未経験すぎるのでこれは許してください(笑)

ラードとは、豚の背脂であり、独特な風味を持つ油。
豚脂(とんし)とも呼ばれ、揚げ物・フライに揚げ油として使用するほか、
製菓や製パンの材料にも用いられる。加熱したラードには植物油にはない香ばしさとコクがあります。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ラード

家庭では少し手間がかかってしまうかもしれませんが、よりおいしいご飯をつくれるなら一度試してみたいですよね!

三代目考案!カレーも人気!?

二代目辰之助さんが体調不良になってしまってから、お店を手伝っていた三代目の徳子さん。
ラーメンは全て辰之助さんが仕込みから全てやっていたそうで、ラーメンはかなり重労働なんだよねとお聞きしました。
今、【ことぶき食堂】さんでは女性スタッフのみで営業しているため
重労働が厳しいというのと、辰之助さんの味を表現するのが難しいということもあり
出していない時期もあったそうです。
今は週末だけラーメンを出しているそうです!

ことぶき食堂_お母さん_食堂 (2)

しかし、今の【ことぶき食堂】さんではもう一つの人気メニューがある!
それがスパイスカレー!
考案者は三代目の徳子さん!元々、カレーが好きだったこともあり、
普通のカレーライスだけでなくスパイスカレーを出し始めたそうです!

【ことぶき食堂】さんのカレーライスには
辰之助さんから継承したラーメンスープを使っているから本当に美味しいとおっしゃっておりました。
ラーメンスープには、煮干し、かつお節、鶏ガラ、豚骨などから出汁を取っており、
「この出汁が本当に美味しいんですよ」と自信気に答えてくれました!

辰之助さんが体調を崩してしまってから、
ラーメンを始めることに時間がかかってしまい、何かお客さんに喜んでもらえるものはないか?と考えたときに
生まれたのがスパイスカレーでした!
スパイスカレーは、ラーメンスープを使っているカレーライスに劣らない味わいがあるそうで
それは、味噌汁の和風だしを使っているようでより食べやすいカレーになっているそうです!

今ではブタカラではなくスパイスカレーを目当てに来てくれるお客様も増えてきたそうです!

是非食べてみたいな~、、、

ことぶき食堂=THE町中華!?

今回訪れたときに【ことぶき食堂】さんの外観を見たときにめっちゃ町中華な感じだなと思いました!

ことぶき食堂_外観 (2)

どうですか?
赤い暖簾に中華定食と書いてあったり、赤い提灯にラーメンと書かれている感じめっちゃ町中華感じますよね!

ことぶき食堂_外観 (4)

かっこいいですよね!お客さんの大半は職人さんなど男性が多いみたいです。
しかし、女性のみで営業していることもあり少し違和感を覚えてしまうお客様も中にはいるそうです。

少し違和感を覚えているお客さんの大半は元から来てくださっている方で
二代目辰之助さんを知っているからこそ寂しい気持ちがあるそうで
逆にありがたい言葉と受け止めています。良い話ですよね、愛されてるなと感じました。

今では、女性が一人で来店することもあり、
若い女性と男性の職人が横並びでご飯を食べている新しい情景も見れるのも面白いですよとお話ししていました!

ことぶき食堂_外観_新しい

最近、暖簾と提灯が変わったらしく三代目の徳子さんから頂きました!
ブタカラと白をメインとした外観にして、
より色々なお客様が入りやすいようにしたかったそうです!

食堂の内観はやっぱりこれ!

【ことぶき食堂】さんの内観は食堂のイメージ満載でした!

ことぶき食堂_メニュー (4)

カウンター席とテーブル席があり、オープンなキッチンそして、赤い床!
食堂や中華のイメージってやっぱりこれですよね!

ことぶき食堂_内観

あ、床は油でギトギトの感じは全くないですよ!綺麗でした!
テーブル席は4つ程あり団体で入ってもしっかりとみんなで座れるようになっておりました!

ことぶき食堂_サイン_著名人_芸能人

【ことぶき食堂】さんはCOOKLOOK以外にも様々なメディアに紹介されていて
芸能人さんなどのサインが沢山ありました!

ことぶき食堂の豊富なメニュー!

ことぶき食堂_メニュー (2)

人気No.1はもちろん“ブタカラ定食”(¥900)!
新しく出した“和風だしのスパイスカレー”(¥900)も人気商品の1つですが、
ブタカラとスパイスカレーがどちらも味わえてしまうプレート(¥1,200)が
今、記載してある通り人気急上昇中だそうです!
店内はこのスパイスカレーの風味で溢れていて、
「うわぁカレー食いたい」と思ってしまう僕がいましたね(笑)

ことぶき食堂_メニュー (3)

左から3つ目にあるアジフライ定食(¥700)も人気商品らしく、
軽い食感とボリュームがあるためしっかりと食べ応えもあるそうです!
これもやっぱりラードがいいからと話していましたが、
火力にはかなり気を遣っていて低温で揚げるとぐちゃぐちゃになってしまうから高温で毎回やけどしながら揚げているそうです!
やけどしてまで美味しいものを届けたいという精神がすばらしいですよね!

ことぶき食堂_メニュー (1)

お持ち帰りをできるようなメニューもあり、ブタカラおにぎりやブタカラのサンドイッチなどもあるそうです!
女性だけでやっているからこそ色々なメニューを作れていることもありますが、
これでも絞ってメニューを選んでいるそうです!
前は、レバニラ・野菜炒め・生姜焼きなども人気があったが、
ラーメンに本当に負荷がかかるので、ラーメンをやるにあたってちょっと定食を減らしているそうです!

しかし、アイデアは出し続けているそうで色々なものを味わってみたいなと思わせてくれました!

ご飯を無双したブタカラ定食!

遂にブタカラ定食を食べれる時間になりました!
何杯でもご飯がいけると、前情報であったのでめっちゃ期待です!

ブタカラ定食_飯テロ (1)

来ました!“ブタカラ定食”です!
ご飯、味噌汁、漬物が一緒についていますね!

ご飯もかなり大盛ですけど、それよりもブタカラの量ですね!
凄い多いですよね!豚肉だけで200g(1人前)使っているそうです!

ブタカラ定食_飯テロ (2)

横から見るとお茶碗より少し高いくらいまでブタカラの壁が出来ていますね!

いただきます!
早速、ブタカラを一つ食べてみると、

美味い!ご飯ばっかり進んでしまう味だ!対ご飯には魔物級に強いです!

衣の中からラードによってしっかりと旨味が凝縮した豚肉が出てきて、
さらに特製ダレがかかっていてこのタレもまた旨すぎる!
タレはにんにくとしょうがをベースにしたもので1~2日寝かすことにより酸味を出し、
よりご飯に合う味わいが生まれているそうです!

これ間違いなく、ご飯1杯じゃ足りないです!

このブタカラに七味をかけて食べるのが京子さんのオススメと聞き
七味をかけて食べてみると、、
これまた美味すぎる!
七味によりさらに風味と旨味が増してご飯が進んでしまいます!

しかし、ご飯だけでなく間違いなくお酒にも合います!
特製ダレが濃い味になっているのでお酒のつまみにもベスト!
今のメニュー表にはお酒にも合います!と書いてあるみたいです(笑)

人気急上昇中のブタカラとスパイスカレーのプレート!

三代目の徳子さんが是非食べてみて!と言って下さったので
ブタカラとスパイスカレーのプレートも頂きました!

プレート_唐揚げ_カレー_飯テロ (2)

どうですか、この見た目!
綺麗だし、食欲しかそそられないですよね!

ブタカラもたっぷりと入っていますが、カレーも具だくさんで量も多い!
スパイスカレーはトロっとしたカレーではなくスープカレーの様なさらっとしたカレーでした!

右下のタレはブタカラ用の特製ダレですね!

プレート_唐揚げ_カレー_飯テロ (3)

先程、説明した通り間違いなくブタカラは美味しいですが、
このスパイスカレーも本当に美味しかったです!

野菜と豚肉が沢山入っていてより、それぞれの食材によりさらに旨味とコクが深くなっておりました!
又、辛口と書いてあったので辛いの苦手な人は厳しいかなと思いましたが
和風だしが凄く聞いていて、鰹節の魚介の風味も感じつつ野菜の甘味もあったので
辛さを感じながらも美味しい!が勝ってしまう味わいでした!

これはプレートで食べたほうが絶対いいです!
ブタカラだけ!スパイスカレーだけ!と言わずに両方食べるのなら間違いなく両方を選ぶことを薦めます!
又、このプレートもかなりボリュームがあって、本当に食べ応えがありました!

プレート_唐揚げ_カレー_飯テロ (1)

二つとも美味しすぎました!これはハマります絶対に!

ことぶき食堂からのお知らせ

【ことぶき食堂】では、
ブタカラ定食だけでなくスパイスカレーもあります!
今ではこのスパイスカレーを求めて女性一人でいらっしゃるお客様もいます!
町中華のイメージは今でもしっかり残っていますが、
男性だけでなく女性のお客様も是非【ことぶき食堂】に足を運んで食べに来てください!

ことぶき食堂_お母さん_食堂 (1)

SNSも日々更新中!

【ことぶき食堂】では、商品情報や店舗情報などを
TwitterやInstagramにて公開しているので是非チェックしてみてください!
下記詳細情報に記載してあります!

【ことぶき食堂】さんは店内も含めて凄く温かみを感じました。
さらに、そんなところで食べるカレーなんて最高じゃないですか?
実家のカレーではないですけど、なんか色々と思いだしますよね!

そんなカレーにこだわったお店についての記事もありますので
是非、下記より食覧してみてください!

SNSで大バズり!美しすぎる元祖チーズキーマカレー!【MOKUBAZA】

【MOKUBAZA】さんの記事はこちら

本日も食覧有難う御座いました!

Store Information店舗情報

店舗名 ことぶき食堂
住所 〒167-0034 東京都杉並区桃井1-13-16
JR線中央線・総武線 荻窪駅西口より徒歩12分
東京メトロ丸の内線 荻窪駅も同様です! Google map
電話番号 03-3390-0545
営業時間 11:30〜15:00(L.O 14:30)
現在はランチ営業のみ
定休日:水・日
予算 ¥500~¥1,500
決済方法 現金
URL https://twitter.com/kotobuk_ogikubo
予約

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