どうも!COOKLOOKの阿部です!
本日も食覧ありがとうございます!
今回は創業67年の老舗町中華の【石川家食堂】さんに行ってきました!
こちらのお店は、1955年創業のお店で戦後まもなくから、ここ蒲田で営業しておりました。世の中の変化により移転することもありましたが、蒲田で営業はずっとしている。
【石川家食堂】は直系で3代まで引き継がれ、今の店主はその後の2代目ですが、現店主も直系でない初代も直系の方々営業していたころから働いていた経験もあるため、しっかりと調理方法や味は引き継がれている。
中華の鉄人“陳建一”が編み出した陳麻婆豆腐も、陳さんに認められていてお店でも食べることが出来る。又、昔から餃子や春巻き、焼売などは全て手作りで作っており、今も変わらず続けていて、餃子はお店の看板に“おいしい特製餃子”と書いてあるように人気の1品だ。
それでは、食覧楽しんで下さい!
取材動画はこちら:https://youtu.be/W2roOtzII9k
中華料理のお店や老舗のお店など様々な飲食店に取材させて頂いておりますが、餃子ではなく小籠包(生煎)の人気店に以前取材に行き、独自の調理法もお聞きさせて頂きました。是非、そちらも食覧してみてください!
Index
【石川家食堂】さんは蒲田にある1955年創業の中華料理屋さん。昼は格安ランチ、夜は大衆居酒屋ともなるお店は日々、お客さんで賑わっています。
蒲田駅東口より徒歩4分のところにありますが、駅から歩くと【石川家食堂】さんに行くまで信号もないのでそれよりも早く着くことが出来ました。アクセスはYoutubeの最後と詳細情報のグーグルマップにアクセスできるURLがあるのでそこから見ることが出来るので、ご覧頂ければと思います。
普段は、11時30分∼22時30分までの通し営業ですが、コロナ禍の時などは一時休業をしていたり、ピーク時を過ぎたときにはお店が空いていない可能性もあるので、一度ご連絡してからお店に行くのもありだと思います。
今回、【石川家食堂】さんに伺った時には、現店主の並木さんから様々なお話をお聞きしました。
元々、【石川家食堂】さんは石川さんという日本人の方が1955年の戦後まもなくに蒲田で開業しました。名前をそのままとって【石川家食堂】(イシカワヤショクドウ)と名前を名付けました。元々は蒲田駅東口を出て、すぐ右に行ったところにお店はあり、中華料理屋だけでなく果物屋と酒屋の3つを一緒にしていました。
その後、さすがに3つ同じ場所でやるのは大変だからということで、中華料理屋の場所を変え、蒲田東口商店街ぽぷらーどに入りかかる前くらいの所の1-2階を買って、【石川家食堂】さんを改めて始めました。実際に、【石川家食堂】さんは儲かっていたので、2階は使わず1階だけでやるほどの余裕があったと並木さんも笑って話していました(笑)
今の【石川家食堂】さんの場所になったのは、その後のことで、石川家の3代目になった時に3代目の方が“居酒屋をやりたい”と考えていて、元々空いていた2階も使って居酒屋に語り部をつけた大衆居酒屋を始めたそうです。
その時に、中華料理屋をなくすわけではなく、近くの場所に移転して今の場所にたどり着きました。場所は変えるが、作る人が変わったわけではないので味も美味しいままで人気も変わらず昔からありました。
【石川家食堂】さんの現店主、並木さんは中華料理の鉄人といっても過言ではありませんでした。お店の歴史に合わせて、並木さんについてもお聞きすることが出来たので、是非知って頂けたらと思います。
並木さんは15歳から中華を学び始め、【石川家食堂】さんの当時の社長の妹さんと昔から親交があり、妹さんがやっていたお店で働いていました。その後、調理師学校の同級生と一緒に卒業して妹さんのところに二人で働こうと話したが、一人だけと言われてしまい、友達は【石川家食堂】さんで並木さんは妹さんのところで働くことになりました。
妹さんとの繋がりが元々あったことも一つの縁ですが、【石川家食堂】さんの社長にもすごく良くしてもらっていた並木さんは、娘さんのお店がなくなるときも、「ウチで働いてくれ」と社長に頼まれ、【石川家食堂】さんで働くことに決めました。
その後、20数年程、【石川家食堂】さんで働いたあとに、中華で有名な目黒のお店で働くことになりました!当時から、友達ともう一人中国人の方と働いていて、毎日のように鍋を振って料理を振る舞っていたそうです。
目黒にある中華の名店【味一】さんで働くことになり、10年程働いていました。【味一】さんは今でも様々なメディアに取り上げられるほど人気店で、“東京五大炒飯”の1つに選ばれたり、目黒沿線ではタンメンが一番うまいお店としても話題になっています!
そんな凄いお店で鍋を振っていた並木さんは、【味一】さんの社長にも気に入られ、給料がすぐに上がったり、旅行に連れて行ってもらったりなどしてもらっていたそうです!素晴らしい環境で働いていたが、休日には【石川家食堂】さんでアルバイトしたりなど恩は忘れずにそちらにも貢献し続けていました。
【味一】さんで10年程働いた後には、【石川家食堂】さんに戻ってきました。その時には、【石川家食堂】さんの社長に次友達と2人で継いでくれということも話してもらえたが、その時に二人とも結婚もしておらず、今後も考えられなかったこともあったので断ることにした。
しかし、一緒に働いていた中国人が結婚もしていて、子供も成人になっていたこともあり、「僕が引き継ぐから手伝って」と言われ、3人でお店をやることになった!変にお金関係で面倒になることが3人とも嫌だったので、中国人の人が店主としてお店をみていき、二人は手伝いに回っていた!
その後、中国人の方の跡として並木さんが店長になり、いまを迎えられている。社長は石川家の直系だが、深い付き合いのある並木さんだからこそ任せられたことで、みんなで楽しく営業をしていると並木さんも話していました。
【石川家食堂】さんは今年で創業67年ですが、今もなお引き継がれているこだわりが沢山ありました。
又、【石川家食堂】さんでは中華街で働いていた料理人も鍋を振っていて、並木さんとしては、今まで受け継がれてきたもののをそのまま使いつつも本場の中国の人が鍋を振って、今に合った中華料理をみんなに食べてもらえるようなお店を目指していました。
【石川家食堂】さんでは、餃子・焼売・春巻きなどは全て手作りで、中でも餃子は大人気商品の1つでお店でのこだわりはかなり強い。お店の看板にも“おいしい特製餃子の店”と書かれてるくらい自信がある一品!
餃子の中身も特殊な配合をしていて、中身は肉、ニラなど当たり前のものだが調味料などで美味さを変えている。又、餃子の皮は厚めなものを使っていてモチモチとした食感をしっかりと楽しめるようにしている。この皮も特注のものを選んでいて、他にはない食感が楽しめるものになっている。
水餃子は元々皮から手作りで皮を専門とした職人さんも働いていたが、勇退したため、普通の餃子と同じ特注の皮を使っているのでこちらでも同様の食感のものを楽しめると並木さんも話していました。
【石川家食堂】さんは、中華の鉄人“陳建一”さんともゆかりのあるお店で、陳建一さんが考案した陳麻婆豆腐もお店のメニューとしてあり、大人気の商品だ。
店内にも陳建一さんとの写真が飾られており、陳麻婆豆腐も認められて出している。
陳麻婆豆腐には普通だと豚の挽肉を入れるところ、牛の挽肉を入れていて味わいや旨味が深くなるとともに、陳麻婆豆腐だけに木綿豆腐を使ってしっとりとした食感も楽しめ、香辛料やにんにくも沢山入れている!トーチや朝天唐辛子、山椒を入れているし、陳さんが作った陳豆板醤も使っているので、普通の麻婆豆腐よりも手のかかりようが全然違うし、辛さが強いがそれよりも旨味が勝つので本当に美味しい。
又、にんにくも4~5片くらい入れていて、食感があるくらいしっかり入れていて、土鍋で作り上げるから最後までアツアツの状態で食べることが出来る。
【石川家食堂】さんのメニューはたくさんあり、店内の壁にはメニューがで埋め尽くされていました。
大人気の餃子(¥480)や焼売(¥500)などの包み物や石川家チャーハン(¥880)やラーメン(¥600)などのご飯ものも見られる。全体的に価格もリーズナブルで色々なものを選びたくなってしまう。
昼時ように、定食もあるがほとんどが¥1,000以内に食べることが出来るし、昼限定のセットなどもあるから、昼にガッツリとした定食を食べたいときはこれがオススメ!
その日その日のオススメメニューもあり、季節物のカキを使った料理や中華凡ハンバーグなど気になる商品もあるので正直、お店に入って注文を頼むときは悩んでしまう方が確実に多くなるだろう。予習しても本日のおすすめなんてあったら正直意味ない(笑)
ちゃんとメニュー表もあるので、こちらから写真を見て選ぶのが一番いいと思うが、並木さんにオススメを聞くのも一つの手段だと思う!
【石川家食堂】さんは昼は格安ランチの大衆食堂、夜はボリューミーでリーズナブルなコース料理もあり大衆居酒屋に変貌する。
店内には著名人のサインも並べられているので、しっかりとした人気店というのが覗える!飲食店さんにサインがあると誰が来ていたんだろうと注視してみてしまいますよね。良い時間つぶしです(笑)
蒲田駅から蒲田東口商店街ぽぷらーどに入る前に路地に入り、呑川の方に進んでいくと、【石川家食堂】さんがありました。
【石川家食堂】と緑色の看板に赤字で書かれているのが目に留まります。横には“おいしい中華”、“楽しいお酒”と書いてあって、食堂でもあるしお酒を楽しめるというのがすぐに分かる。店頭には写真付きのメニューやコース料理、ランチのメニューなども貼りだされていて、中華料理屋らしい外観が広がっている。
先程説明したが、テント看板には“おいしい特製餃子の店”とお店の象徴の餃子を売りに出していて、お店に入る前から餃子が美味しいお店なんだ理解できるのがありがたい。餃子好きにとっては凄く良い条件の中華屋!
早速店内に入ってみると、1階は中華料理屋らしくない食堂の雰囲気が広がっていました。
カウンター席がサイドにあり、真ん中にはテーブル席がある。壁を見ると、一面が料理で埋め尽くされているので、それを見れば中華料理屋だと改めて感じるが、それがないと普通の地元に愛されていそうな食堂の雰囲気がある。
だが、これがお1人様や今まで来てくれていたお客さん達が入りやすい雰囲気の1つに置いていると思う。僕なら、全然一人で入りやすそうなお店だと思うし、取材時にも一人のお客さんはかなりいた。
2階にあがる階段手前には“2F中華居酒屋どうぞ”と書いてあるので、お酒を団体で飲む人はどうやら2階に上がるらしい。
2階に上がると、席の前にずらりと並べられた、お客さんがボトルキープしているお酒がある。JINROや紹興酒、焼酎などがあり、ボトルキープをするお客さんがいるほど人気店というのが感じられる。
2階に上がると、1階の雰囲気からガラッと変わり、団体のお客様がメインで座れるようなテーブル席が広がっており、全体的に大衆居酒屋という雰囲気が広がっていました!
昼夜兼用で来れるお店の店内になっているのでいつでも来やすくていいですね!
今回は、今まで取材した中でもトップクラスにメニューの量が多く、迷こともありましたが、点心やご飯もの、1品料理など様々なものを頼みやすいのが中華料理の良い所でもあるので、今回は4品頼むことにしました!
調理風景も実際に厨房入って、見させて頂きました。4品を作っているところはYoutubeから見ることが出来るので、是非そちらからご覧ください!
最初にご紹介するのは陳麻婆豆腐(¥1,180)です!お値段は他の麻婆豆腐よりも高くなってしまいますが、具材や調味料などにもこだわっているのでそこは仕方ないです!
アツアツの状態で最後まで食べられるように土鍋で提供されるのが、【石川家食堂】さんの陳麻婆豆腐の特徴で、夜飲みに来る人たちはこぞって頼んでいくそうです。
土鍋を開けると、湯気が立った陳麻婆豆腐とご対面することが出来ました!少し大きめに賽の目切りされた、木綿豆腐が顔を出していて、ネギや朝天唐辛子も見えます。辛そう!又、山椒の香りもはっきりしていて、においだけで早く食べたくなってしまう。
一口頂いてみると、普通の麻婆豆腐よりも、牛挽肉を使っている分旨味が口の中で広がり、そこから、陳豆板醤や朝天唐辛子の辛さがきた。しかし、そんな凄く辛いわけではなく豆腐のマイルドさもしっかりと味わえる。
普通の麻婆豆腐よりも色味は濃いが、激辛よりもピリ辛といったほうが正しいと思う。山椒のツンとした刺激よりも唐辛子の辛さの方が強いが、美味しいが勝ちすぎてどんどんレンゲが進んでしまう。ご飯と食べても合うし、味・旨味も強いのでお酒とも間違いなく合う1品だ!
次に紹介するのは、【石川家食堂】さん自家製の餃子(¥480)です!1つ1つ包んで作っている特製餃子で皮のモチモチ感と、餡、大きさに特徴があるものです!
こちらが自家製の餃子で、1つ1つがかなり大振りで、1つ12cmほどの大きさだ!1口で食べるよりは2口で味を変えて食べるのが良いだろう。餃子に僕は醤油とラー油で頂くのが鉄板だが、まずはそのまま頂いてみる。
すると、口の中で一気に肉汁が広がり餡もぎっしり入っている。カリッとした焼き目も食感で味わえるが、モチっとした皮の食感が楽しめる!大ぶりな分大味になってしまうが、皮がしっかりしているので繊細な餡の味が感じられる!
皮の厚さはこれで見ると分かるように厚めになっている。普通の餃子の1.5倍くらいの厚さを食感だけで感じられる。特製の餃子だけあって本当に美味しいし、わざわざ醤油などに付けなくても美味しいさがしっかりと伝わってくるのが、【石川家食堂】さんの餃子良い所であると思う。
次にご紹介するのは、中華の炒め物の中で定番の回鍋肉です!野菜の炒め物は中華を食べるときには欠かせない1品です!
※回鍋肉のメニュー表記がなかったため記載していません。定食の場合回鍋肉定食は¥980で食べることが出来るので、おそらく¥600ぐらいだと考えられます。
こちらが回鍋肉です!ピーマン、キャベツ、パプリカ、豚肉が入っており、彩りも良く食欲の湧くような料理です!味付けも一般的なものと同じですが、間違いなく美味しいでしょう。
一口頂いてみると、野菜の新鮮さが分かるシャキシャキ感と、回鍋肉の甘辛い味が口の中で広がりました。野菜のシャキシャキ感は凄く感じますが、しっかり豚肉の脂の旨味も感じることができ、白いご飯が食べたくなってしまいます。
1つのおつまみとしても食べれる料理だと思いますし、【石川家食堂】さんの回鍋肉はそこまで味が濃すぎるわけでもなかったので、白いご飯でもお酒でもどちらでも合うと思います。
最後に頂いたのは石川家チャーハン(¥880)です!こちらは初代が考案したチャーハンで【石川家食堂】さん限定で食べることが出来ます!
こちらが石川家チャーハンで、スープも一緒についてきます!普通のチャーハンと違う部分はなんといっても鮭フレークを入れているところで、鮭の風味と旨味がチャーハンにしっかりのっているそうです!
一口頂くと、鮭の風味と旨味が口の中で広がり、チャーハンも一気に炒めている分パラパラとしているのでスッキリと食べれてしまう。スープも一般的な中華スープだが、これが美味しい。
すくっても落ちてしまうほど、パラパラとしていて家では作れない美味しさを楽しむことが出来る。並木さん曰く、普通のチャーハンに鮭フレークを入れるだけなので誰でも作れるからやってみてと言ってくれました!
どの商品も美味しく、今度はコース料理がリーズナブルでお酒も付くので、是非夜に遊び行きたいなと思いました!
ごちそうさまでした!美味しすぎました!
【石川家食堂】では、67年続くこだわりの餃子や、陳建一さんが考案した陳麻婆豆腐などの外ではあまり食べれないものを食べられます。又、本場の料理人が鍋を振った中華を食べることが出来、店内も明るい雰囲気でいっぱいなので、是非足を運んで食べに来てください!
【石川家食堂】さんの店主さんである並木さんは、最初から最後まで雑談も合わせながら楽しくお話をして頂けましたし、料理も間違いなく美味しいお店なので、是非一度二度ではなく、何度でも足を運んでください!
それでは食覧有難う御座いました!
Store Information店舗情報
店舗名 | 石川家食堂 |
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住所 |
〒144-0052 東京都大田区蒲田5丁目3-4 蒲田駅東口 徒歩4分 Google map |
電話番号 | 03-3735-0824 |
営業時間 | 11:30~23:00 定休日 火曜 |
予算 | ¥1,000∼2,000 |
決済方法 | 現金、d払い |
URL | https://r.gnavi.co.jp/sjbwrn5m0000/ |