どうも!COOKLOOKの阿部です!
本日も食覧ありがとうございます。
今回は、創業57年の蒲田にある老舗町中華【寶華園】さんに行ってきました!
こちらのお店は、2代目まで現在引き継がれており、初代の方は後楽園飯店の初代チーフを任されており、雑誌の表紙などになったり、テレビ番組にも出演するほど有名な方が鍋を振っていました。今でも、人気は厚く、多数のメディアにも取り上げられていたり、プライベートで著名人の方々が来る人気のお店です!
昼の定食は¥650∼と格安ランチを楽しむことができ、夜はお酒を嗜みながら豊富な様々なメニューを楽しむことが出来る。メニューも全てが本格的で、店主のアイデアで出来たメニューや、全て手作りのメニューなどこだわりのメニューが沢山あります!
お昼から飲んでいるお客さんもいらっしゃるので、一人でも立ち寄ることの出来るお店です!
それでは、食覧楽しんで下さい!
取材動画はこちら:https://youtu.be/f6DzbVPtV7M
最近、中華料理のお店を掲載している記事は多いですが、今までには洋食の老舗食堂や最近できたお店なども取り上げさせて頂いております。その中でも、どの記事も読んでほしいですが、この記事を是非と思うのが一つあるので、是非そちらも食覧してみてください!
地元に愛される町中華のお店ですが、世の中の変化とともにお店も変わりつつあり、お客さんも作業服を着た男性や20代の女性など様々な層が来るお店で、どんな層にも好まれる老舗飲食店です!
Index
【寶華園】さんは蒲田にある1965年1月に創業した老舗町中華のお店です!場所は創業当初から変わらず、世の中の変化とともにお店も成長してきた。
蒲田駅東口から徒歩2分の所にあり、東口をでて、右に真っすぐ歩けば着くという簡単なアクセスなので、誰でも行きやすいですね!蒲田は飲食店が一番多いと言われており、新宿や浅草、上野などよりも多いので、日々人で溢れており飲食店も毎日楽しく営業している街です!
蒲田駅はJRの京浜東北線、東急池上線が通っており、徒歩で歩ける距離に京急の京急蒲田駅というのもあるので様々な方面からアクセス良く来ることが出来ます。又、現状COOKLOOKでも一番蒲田を取材しているので、蒲田に行く方は是非、タグの蒲田で見てみてほしいです!
【寶華園】さんの名前のルーツは、初代が考えて発想した名前ではなく、元々あったお店の名前でした。今、厨房に立つ2代目の清水宏悦さんに色々と今回お聞きさせて頂きました。
初代の清水正幸さんは元々、中華の料理人で最初に働いたお店が【寶華園】という名前の渋谷駅近くにあったところだったそうです!そして、お店を出す時に【寶華園】の経営者の方に話したら、「暖簾分けじゃないけど、是非、ウチの名前を良かったら使ってくれないか?」と話してくれて、最初のお店として凄くお世話になったので【寶華園】という名前を頂いた!
引用元(https://umemado.blogspot.com/2019/02/:地方私鉄 1960年代の回想)※著作権侵害の意図はないです
渋谷駅の井の頭線の改札の真隣で、凄い一等地の場所にお店がありますね!名前も【中華料理 第三寶華分店】となっているので間違いなくこのお店です。2代目の宏悦さんも昔テレビを見てたときに渋谷駅の昔の風景が流され、お店の名前が出てきたからびっくりしたそうです!
先代の正幸さんに中華料理において凄く有名な方でした!中華料理の知り合いも多いのはもちろんですが、東京ドームホテル直営の【後楽園飯店】で初代チーフを任されるほどの実力者です!
2代目の宏悦さんにとっても、自慢の父で、テレビ朝日の“おかずのクッキング”という番組にも料理人として出演したり、60年も続いている“月刊食堂”という雑誌の表紙にもなったほど、有名な中華の料理人でした。
お店のレトロの雰囲気とともに、正幸さんの歴史も感じることが出来ますし、【寶華園】さんを開業した後も【後楽園飯店】で鍋を振りにいくこともあったほど、腕前も間違いない父だったそうです!
2代目になった宏悦さんがまだ高校生の頃に、初代の正幸さんは亡くなってしまいました。まだ、高校生だった宏悦さんはすぐには継ぐことが出来ず、お母さんとお姉さん、当時働いていたスタッフさんで店は回してもらい、高校卒業後に修業に行きました。
「当時、自分だけ就職でみんな進学だったから、本当は進学してから継ぎたかった」とも宏悦さんは話していましたが、家族の中でもお父さんと一番話していたので“継ごう”という決意が強く持っていました。
その後、父の知り合いの中華屋さんで修業をして、「教えてもらうより見て覚えるのが当たり前だったし、中国語も覚えないといけない」という苦労も話してもらえましたが、しっかりとの乗り越えて、今は一人で厨房に立ち、すべての料理を振る舞っています!
創業57年を迎えた【寶華園】さんは、50年以上の歴史が経っているにも関わらず、人気のお店となっていて、COOKLOOKが取材に行った際も、「このあと夕方からTBSの取材があるから、今日ダブルヘッダーだよ(笑)」と言っていました!
人気のお店で間違いないですが、そんな中でも宏悦さんの人柄も素晴らしく、何気ない会話でもしっかりと話してくれましたし、お客さんとも会話を弾ませていて、「食」以外でも満足できるお店の印象が僕の中でしっかりと根付きました!
蒲田駅東口から歩いて2分、駅前の交番を越えて、呑川方面にあるいていくと【寶華園】さんが見えてきました!
こちらが【寶華園】さんで、“宝”の難しいほうを使う名前ですが、中華と言えばの“赤”をしっかり使っていますし、“中国料理”とも記載があるのでどんなお店かもわかりやすいですね!
白い外壁が少し黄ばんでいたり、全体的に少し錆びれた感じがあり、歴史を感じるレトロな雰囲気であったり、今では“町中華”と呼ばれるお店の1つに当てはまります!こういうお店を探して、ご飯を食べ歩く人たちもいるので、間違いなく100点満点の雰囲気があるお店ですよね!
外には、値段が書いてあるわけではないですが、簡単なメニューが書いてあり、定食やご飯もの、麺類などがあるのが分かります!又、宴会・パーティー等もできるようなので【寶華園】さんに相談してやるのもいいですね!
藍色の暖簾をくぐって、お店に入るとTHE中華屋という雰囲気が広がっていました。中華屋さんやラーメン屋さんの店内のイメージで“これ”っていうものありますよね!そういうお店に入った時、「うわ~いい感じ!」と勝手に思ってしまいます(笑)
カウンターとテーブル席が広がっていて、このオレンジのテーブルの感じが本当に中華料理屋さん感が強くて、お店にばっちりだなと思いました!カウンター席には取材中にもお1人様のお客さんが入っていて、ラーメンや定食を頼む人もいれば、片手にビール片手におつまみという方もいらっしゃいました!
お店の2階に上がると、広々としたテーブル席が広がっていました!4人掛けのテーブル先が3卓ありましたが、椅子の余りもあるので団体での利用もできます!普段は団体でお酒を飲むお客様や、家族で来る方たちなどもいらっしゃいます!
店内の壁には【寶華園】さんのメニューが壁に埋め尽くされていました。中華料理屋さんといえば、メニューがかなり多いイメージですよね!全くその通りでした!
短冊状になっているものなど、すべてがメニューになっていて、元々のメニュー表に書かれていないメニューも沢山のメニューがあります!お店に入ると全てが目に入り込んでくるので、どれにしようかというので迷ってしまうのもあるかもしれません(笑)
こちらが通常メニューになっていて、日替わりの中華定食(¥650)や焼肉定食(¥700)などの定食メニューや、チャーハン(¥600)やマーボー丼(¥630)などのご飯ものメニューがリーズナブルな価格で食べることが出来ます。又、エビチャプスイ定食(¥800)や豚肉ちゃぷすい定食(¥800)など、気になる知らないメニューなどもあるので、ちょっとした挑戦もしてみたいなと思うこともありますね!
裏にもメニューがあり、1品料理の人気の肉だんご 8個(¥650)、鶏唐揚げ(¥550)や、麺類の五目やきそば(¥680)や特製タンメン(¥720)などもあるので、その日の気分に合わせたメニューを頼むことが出来ます!飲み物もお酒からソフトドリンクまであるので、子供から大人まで食事を楽しむことが出来ます!
創業当初から人気のある【寶華園】さんは、著名人の方々も数多く来店されるそうです。やはり、メディアなどの撮影が多い分、メディアの時にもらっているサインなどと勘違いすると思いますが、ほとんどがプライベートのお客さんとして来てくださっています!
来てくださった芸能人の方でも有名なのが“カンニング竹山”さんで、2代目の宏悦さんがそっくりなことから一緒に撮った写真も店内の至る所に貼られていました!本当にそっくりで、ネットで検索するときも【寶華園】と検索欄に入れると、“寶華園 カンニング竹山”と候補に出るくらいです(笑)
2代目の宏悦さんは父であり、初代である正幸さんの中華に対してこだわり続けたことはしっかりと大切にしています。まだ、宏悦さんが高校生の時に正幸さんは亡くなってしまったので、もっと中華料理やお店のことについて話して聞きたいこともたくさんあったからこそ、お父さんの想いも大切にして行ってるそうです!
今では、【寶華園】さんの厨房に立って40年も経ち、中華料理独特のおたまと鍋の使い方も完ぺきでした。又、中華料理の料理人と言えば、おたまを使って調味料をとり、感覚だけでその量を決めれるという業があり、巧みな捌きを今回見ることが出来ました!
昔から中華と言えば、香料や香辛料を加えたりした料理が多く、本場の中華料理だと山椒や八角などの刺激のある風味をもたらす調味料が多く使われています。
2代目の宏悦さんは、世の中に合わせた料理を出すことも大事だと考えていて、もちろん父から引き継いだ“本格派の中華料理”というこだわりもしっかりもっているが、今の日本は中華料理というよりも、“町中華”と呼ばれきてしまっているので、父から受け継いだ味で日本人の好む味を提供している!
今回はそんな宏悦さんが考える日本人に合わせた味というところから、焼肉定食(¥700)を頼むことにしました!誰もが食べたくなる焼肉定食。焼肉定食は日本人が好きな甘辛いタレを使って作られるのが焼肉定食である!
こちらが焼肉定食で、たんまりと乗った肉と一緒に千切りキャベツが乗せられ、ご飯、味噌汁、お新香が付いてくる。ご飯も普通のものよりも少々大盛な気もする!迷ったらこれを頼むのが間違いないと思わせる面をしている!
肉と玉ねぎが沢山使われていて、おかずにしても多いなと思ってしまうほど、ありがたいおかずの量だ。
一口頂いてみると、甘辛いタレが豚肉と玉ねぎにしっかりと絡められていて、噛むたびに玉ねぎのシャキシャキ感と肉の脂の旨味が湧き出てきて、口の中がもうご飯が待ちくたびれている状態になっている。
間違いなくご飯との相性は良く、おかわりもしたくなるほど焼肉とご飯がどんどん進んでしまう。最高の相性だし、千切りキャベツにはマヨネーズがかかっていて、お新香もしっかりとさっぱり感を出してくれるので定食として完璧すぎる!
本当に何を頼むか悩んだら、とりあえず「焼肉定食で!」と言っておけば間違いないだろう!
【寶華園】さんでは、一般的な中華料理のマーボー豆腐やあんかけの料理、エビチリなどはもちろんあるが、新しい中華料理として様々な商品もメニューに入っている!
例えば、チャプスイと呼ばれるアメリカ式中華料理があり、簡単に言うとケチャップを使って炒めたものだが、他の中華料理屋さんにはない、新しい中華料理がお店にはたくさん並んでいるので、初めて見る商品もあって気になって頼みたくなるのは間違いない!
宏悦さんの自慢の一品となっているおすすめ商品のマーボー豆腐風カレー(¥650)という商品がある。この商品が出来た成り行きを宏悦さんに聞いた時、“本当に料理と中華が好きなんだな”と改めて思ってしまいました!
この商品が出来たときは料理や具材の相性を考えて、考案したそうです。
・麻婆豆腐に豆板醤を入れる。カレーと豆板醤も合う。
・ニンニクと生姜も間違いなく合う。
・カレーにじゃがいもが入っていて、片栗粉もじゃがいもから出来ている。
・カレールーは小麦粉で固められている
・隠し味としてなんでも合うケチャップ
この5項を考えたうえで、この商品を考えました!
豆腐とカレーが上手く合わなかったりしたが、調味料で調節しながら完成させた!中華料理的にカレーは合うものではなく、本土でもカレーを食べていなかった。理由として、カレー粉が臭いからというのがあり、日本人はカレーがソウルフードだから匂いがしたら、お腹が減ったり、釣られてしまうが、国によって考え方も違う。それでも、マーボー豆腐&カレーを作り上げるのは本当に料理と中華が好きだし、日本人の味に合わせたいという想いがあってこそだなと感じました!
オススメと書いてありましたし、2代目の宏悦さんにも薦められたのでマーボー豆腐風カレー(¥650)を頼むことにしました!
今回、作っているところも見せてもらいましたが、マーボー豆腐風カレーなど様々な商品を調理している風景をYoutubeでは見ることが出来るので是非ご覧ください!又、今回は仕込みから撮影しているので間違いなく見続けてしまう動画になっていますよ!
こちらがマーボー豆腐風カレーです!見た目もカレーの色をしていますが、具材はマーボー豆腐といった感じで豆腐や挽肉、玉ねぎなどが入っていました!
一口頂いてみると、カレーのスパイシーな風味が口の中で一気に広がるが、全く辛い味わいはなく、玉ねぎと挽肉の食感も感じられて食欲がよりそそられる!豆腐もしっかりカレーのようなルーにマッチしていて豆腐単体でも味が染みていて美味しく食べれてしまう!
初めて食べたような感覚よりも、本当にカレーを食べているような感覚だが、食感やとろみなどがマーボー豆腐なので不思議な感覚だった!マーボー豆腐もカレーも辛い物が多くあるが、【寶華園】さんでは、店主さんも「わざわざ辛いものを出すよりはみんなが食べれるものを」という想いもあり、辛くない料理にしたそうです!
【寶華園】さんでは、他にも人気商品はたくさんあって、餃子も一つ一つが手作りで作られており、2代目の宏悦さんも自慢の1品だ!
又、一番人気の商品は肉団子で、これも1つ1つ手作りでつくっていて絡めるタレも人気の理由になる味わいだそうです!しかし、「正直、一番時間がかかるのが肉団子でもあるからな~笑」と笑いながら宏悦さんも話していました!
【寶華園】では、父から受け継いだ味を守り、妥協をゆるさず営んで来ました!伝統ある寶華園の中華料理とともに、新しい中華として様々な料理があるので、是非、ご堪能下されば幸いです。
全ての料理を一人で作り続ける姿は、本当に料理人としてかっこよく見えましたし、料理中でも様々なお話を聞かせてくださり有難う御座いました。焼肉定食もマーボー豆腐風カレーも美味しかったので皆さん是非、食べに行ってみてください!
それでは、食覧有難う御座いました!
Store Information店舗情報
店舗名 | 寳華園 |
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住所 |
〒144-0052 東京都大田区蒲田5-10-1 JR蒲田駅東口より徒歩2分 Google map |
電話番号 | 03-3734-4440 |
営業時間 | 11:30~15:00 17:30~21:00 定休日 日曜 |
予算 | ¥1,000∼2,000 |
決済方法 | 現金 |
URL | http://hokaen-kamata.o.oo7.jp/ |
予約 |