どうも!COOKLOOKの阿部です!
本日も食覧ありがとうございます!
今回は昭和38年創業の日本橋にある【レストラン桂】さんに行ってきました!
【レストラン桂】さんは洋食屋で特製メンチカツレツやハンバーグステーキなどの人気商品があるが、“ナポリタン”とよく似ている“イタリアン”という商品もある。昔からこう呼んでいたから【レストラン桂】さんでは当たり前のようになっているというお店の面白さもあった。
日本橋料理飲食業組合の青年部の三四四会にも参加しており、地域活性化にも取り組んでいる。
又、味も間違いなく美味しいと有名で、陳健一さんや岸朝子さんのサインが店内に並んでいて、巨匠達にも愛されているお店というのが分かる。
今回は、【レストラン桂】さんの歴史やルーツだけでなく、イタリアンや特製メンチカツ列に使っている特製ソースのこだわりなども詳しく書いていこうと思いますので是非食覧楽しんで下さい!
又、取材動画では朝の仕込みから密着させて頂き、通常営業時の厨房の様子などもみれるので是非、下記よりご覧ください!
取材動画はこちら:https://youtu.be/WFgn4DGThcY
洋食屋さんはCOOKLOOKでも、様々なお店を取り上げさせて頂いておりますが、改めて僕が厳選した洋食屋さんの記事を読んで頂ければと思います。正直、どれもいい記事にしたいという想いで書いているので満足している記事なのですが是非、食覧してみてください!
こちらの【レストランばーく】さんはSNSにも人気なので記事から飛んでみるのもいいと思います!
Index
【レストラン桂】さんは昭和38年に創業した日本橋にある洋食屋さん。日本橋という場所もあり、サラリーマンや会社員のお客さんが多く、昼の早い時間帯からお店は賑わっています。
最寄り駅は、三越前駅となっていて出口によっては徒歩1分でお店に到着できる。ちなみに一番近いのはA5番出口である。三越前駅には東京メトロ銀座線と半蔵門線が通っているので渋谷や浅草の方からもアクセス良く来ることが出来ます。
三越前駅だけでなく、日本橋駅や新日本橋駅などからも徒歩で来ることができ、欲を言えば東京駅から歩くことも可能であるので、関東圏ならどこからでも来やすい場所となっている!
【レストラン桂】さんは創業59年が経ち、初代の手塚正昭さんから2代目の清照さんへと引き継がれました。昨年までは、正昭さんもランチタイムのみは出勤していたそうです!今回、清照さんにお店のことについてお聞きさせて頂きました。
開業のルーツは、元々正昭さんとその奥様がこちらのお店とは違う【レストラン桂】さんで働いていて、2号店も近くの堀留町にありました。その時のオーナーと親しかったが、“土地代や家賃が高い”という厳しい状況もあり、売るとオーナーさんは決めていました。その時に、正昭さんが借金しながらもお店を残したいという想いで、当時あった営業権とともにお店を購入したそうです。
そこで、お店の名前は変えず【レストラン桂】を受け継ぎ、手塚家の【レストラン桂】が始まりました。昔、あった場所も全て購入しているので場所も変わらず、そのまま営業しています。
20年程前にはお店をリニューアルして内装やテント看板などを変えたそうです。しかし、正昭さんも動線などを変えると働きづらくなると考え店内の動線や調理場などはあまり変えませんでした!又、装飾品や店内に飾られている絵、テーブルの上にあるナプキン入れなどはずっと昔のものをそのまま使っているそうです。
経営が厳しいことから元オーナーさんは売ることを決断した【レストラン桂】さん。引き継いだ正昭さんも、もちろん最初は経営に苦しんでいました。昔から、立地の関係上、昼はひっきりなしにお客さんが入ってきており、お客さんもすぐに平らげて次のお客さんという回転率も凄い早かったそうです。
取材させて頂いたときも、満席状態が永遠と続いており、本当に人気店なんだなと感じました。
正昭さんは、“夜にもこのお客さん達に来てもらおう”と考え、おつまみメニューなどを用意しました。さらに、ビールやウイスキーなどのお酒もどんどん出すような居酒屋スタイルで夜は営業していました。これを続けた結果、【レストラン桂】さんの経営は安定していき、今では日本橋になくてはならない洋食屋さんとなりました。
この写真でも見えますが、奥のカウンターの上にはウイスキーのボトルがキープされていて、洋食屋では見られない光景ですが、【レストラン桂】さんの背景を知るとはこういう事かなとなるような画ですね!
三越前駅を出て、【レストラン桂】さんに向かうと周りは高いビルのオフィスばかりで、さらに新しくできた“コレド”という商業施設がありました。【レストラン桂】さんはその商業施設の向かいにあり、緑のテント看板が目印になったので見つけやすかったです。
街洋食屋さんって感じがしますよね。緑のテント看板にシンプルな字体で【レストラン桂】と書いてあるのがなんか昔の雰囲気を出してくれているような感じがしていて、サラリーマンの方たちが入りたくなる気持ちも凄く分かります。
お店の自動ドアには英語で名前が記載してあり、最近日本橋周辺は外国人さんの観光客も増えているから見たときに読めるようにしてあるのが、お店の優しさですね。コロナが始まる前にはちょくちょく外国人のお客さんも来ることがあったそうです。
又、ショーケースにはおすすめ料理の食品サンプルが並んでいた。スパゲッティやオムライス、カツレツ、ハンバーグといった洋食の中で間違いなく食べたくなる料理が並んでいるので、外観とこれを見ると間違いなく入りたさがより増してしまう!
清照さんはもう年季が入ってるから変えたいと言っていましたが、これがいい感じに味が出ているので「そのままにしていてください」と僕から皆さんを代表して伝えさせて頂きました(笑)
自動ドアを開けて店内に入ると、真っ白なテーブルクロスがかかった席が広がっていました。
全てのテーブルには綺麗にテーブルクロスがかかっており、ナプキンと醤油、塩が並べられ、メニューがある。小綺麗な形になっていて少し落ち着きよりも高級感もあり、レストランの様にしっかりとしたお食事を楽しめる雰囲気になっていました。
しかし、営業時間になるとお腹をすかしたサラリーマンが続々と店内に雪崩のように入ってきて、大衆食堂のような雰囲気に一気に変わっていく印象もありました!
テーブルは12,3卓程あり、お1人様でも8名のお客様でも座れるようにテーブルは自由自在な組み合わせが出来るようになっていたので、様々な客層と人数のお客様が食事を楽しんでいました。
お昼からお酒を飲んでいる人は見かけていなかったものの、コーヒーを飲みながらマダムたちがカフェのように楽しむ姿は見ることが出来ました。
【レストラン桂】さんでは、59年という長い間こだわりが引き継がれ続けていて、清照さんもそのこだわりのまま皆さんに料理を提供し続けていました。
厨房にいる清照さん含めて3名のシェフはこだわりを知り尽くしていて、それぞれが一つ一つの役割を持っており、【レストラン桂】さんを営業するには欠かせない連携プレーが毎日に繰り広げられていました。その厨房の様子は上記のYoutubeから見ることが出来ますので是非、見て楽しんで下さい!
【レストラン桂】さんのメニューの中で人気商品として欠かせないメンチカツレツ。このメンチカツレツは創業以来、調理方法は変わらず作られているそうです。
メンチカツレツは合い挽き肉を使っており、肉屋から豚・牛挽肉を卸して混ぜるときに一緒にしています。牛肉は肉汁がしっかり出るように和牛にこだわっているそうで、豚肉は脂の甘味が強いのを考え、牛肉に負けないように1:1で牛と豚を使っているそうです!
1:1というのも昔から変わらない作り方であり、だからこそ今までずっと【レストラン桂】さんの人気メニューとしてお客様に愛され続けているんだろうなと感じました。
【レストラン桂】さんでは、料理に使われるソースは手作りのものが沢山ありました。なんといっても欠かせないのがデミグラスソースで、人気メニューはほぼ欠かさず使われているのがこのデミグラスソースである!
このデミグラスソースはスープを作り、そこに香味野菜を入れて、ビーフシチューのルウで濃度を付けている。さらに、牛タンを一緒に煮込むことで牛の旨味をより引き立たせたソースを作っている。
デミグラスソースに使っているビーフシチューは毎日のように煮込んでいるから、毎日牛の旨味が増したビーフシチューがデミグラスソースに使われるようになっているそうです!
他のソースではタルタルソースもマヨネーズから自家製で作っており、冬にカキフライを出しているときはこれでもかという量を作るが、カキフライが人気のあまり、タルタルソースもすぐになくなってしまうそうです。手作りのソースだからこそ、どの商品も美味しくなり、誰もが好きになる味を生み出しているんだろうなと感じました!
揚げ物を作るならラードで揚げる。というのが人気店では鉄板のように感じるようになりましたが、これを欠かさず調理工程として入れていることが美味しくなるためには大事なのですよね!
【レストラン桂】さんでは、ラード屋さんからラードを買い、大きい中華鍋を使って揚げ物をラードで作っているそうです!揚げ物に関しては様々な揚げ物を作っていて、すぐに油が傷んでしまい揚げ色も濃くなってしまうから細目に油を変えるようにしているそうで、これをすることによって、より揚げ物が美味しくなるそうです!
パン粉も粗いものを使っており、サクッとした食感と揚げ物の美味しさがより感じられるようにしていました。又、【レストラン桂】さんでは揚げ物が一番出るので、その時には中華鍋だけでなくフライパンも使いながら揚げ物を作っており、それもまた、厨房の3人の阿吽の呼吸のように調理がなされていました!
【レストラン桂】さんには様々なこだわりがありましたが、それを聞くと尚更メニューが美味しそうに感じられました!
こちらがメニューになっていて、特製メンチカツレツ(¥1,150)、ビーフシチュー(¥1,450)、ミックスグリル(¥2,300)など、食べたくなるメニューが沢山あります!又、ポークカツレツ(¥1,200)、チキンカツレツ(¥1,000)もあり、メンチカツレツ以外のカツレツも試したくなりました!
隣のページにはカレーライスなどのご飯ものやパスタの麺類があり、特製ミートカレーライス(¥900)、スパゲティイタリアン(¥900)など気になってしまう料理が沢山あります。
又、メニューの手前にはその日限定の日替わりメニューが書かれており、A・B・C・D料理と分かれて記載がありました!このメニューから選ぶお客様方も取材時には多かったので、お試しでここから選ぶのも一つの手段ではないのかなと思いました!
【レストラン桂】さんでは、お客さんの言葉を創業当時から耳を傾け聞いてきているので、こうしてほしいという要望があればそれに合わせて料理を提供してもらうこともできるので、少し気になったことがあれば一度訪ねてみるのもいいと思います!
今回、【レストラン桂】さんでは2つの料理を頂きました!みなさんも先程のメニューで分かる通り、食べたくなる商品が多かったので今回も迷いに迷ってしまいました。取材時に来ていたお客さんが食べていた料理がどれも美味しいそうすぎでした(笑)
店内には様々なメディアのサインや雑誌が貼られており、人気店で美味しいお店なんだなと感じられ、より料理の期待度が高まっていきました。
まず、最初に頂いたのはスパゲティイタリアン(¥900)です!こちらのスパゲティイタリアンはパスタですが、初めて聞く名前でしたのでなんだろうと思っていました。
こちらがスパゲティイタリアンです!“あれ、ナポリタンじゃない?”と思った人が多いかもしれませんが、スパゲティイタリアンなんです!【レストラン桂】さんでは、昔からイタリアンと呼んでいるから、初代の奥様からしたら「おかしいかしら」と言った感じでした(笑)
このスパゲティイタリアンには、隠し味でデミグラスソースを使っていて、一見ナポリタンだが味わいはナポリタンと違う。具材は玉ねぎ、ハム、グリーンピースといったシンプルなもので、まずケチャップで絡めてオレンジ色にするが、デミグラスソースと一緒に最後和えることで深みのあるオレンジ色にして、コクも深みのある味にしているそうです!
パスタを巻き取り頂いてみると、ケチャップの甘酸っぱい旨味のある味とともにハムの旨味と玉ねぎの辛味が上手く混じりあっていて美味しいナポリタンという味だが、さらにそこからデミグラスソースの甘いコクも感じることができ、飽きることなくフォークが進んでしまう。
パルメザンチーズとタバスコも一緒に出して頂けるので、チーズのコクや酸味で味変を楽しみたいときには試すのもいいと思うが、このデミグラスソースが隠し味の味わいは【レストラン桂】さんでしか楽しめないので、是非、最後まで何もかけずに食べてもらいたいのが僕の本心です!
パスタももっちりとした食感に仕上がっていて、日本人が好む味わいになっている。味わいが全然違うと食べた後には気づくのでナポリタンではなく、イタリアンと言いたくなる気持ちが本当に分かる1品でした!
次に頂いたのは、特製メンチカツレツ(¥1150)です!これは【レストラン桂】さんで一番人気の商品といっても過言ではない商品だと思います。2代目の清照さんも自信に満ち溢れたようにこれを紹介したいと話していましたし、取材時には特製メンチカツレツを頼むお客さんも多かったです!
こちらが特製メンチカツレツです!写真で見ると分からないかもしれませんが特大サイズなんです!特製のデミグラスソースがたっぷりかかっており、からしが横に添えられているのは嬉しいですよね!又、付け合わせとして人参、いんげん、千切りキャベツ、パセリがあり、THE洋食という感じがします。
ナイフを入れてみると肉が詰まった断面とともに肉汁が溢れだしてきました!メンチカツレツを押せど押せど溢れる肉汁の量にはびっくりしますし、口の中からもよだれが溢れてしまいます(笑)又、ナイフを入れるときには付け合わせの千切りキャベツや人参をよけて切らないといけないほどの大きさで断面もナイフ二つ分の分厚さがありました!
そして、さらに半分にして一口食べてみると、口の中で一気に肉汁と牛・豚肉の旨味が広がりました。「美味すぎるな、これ」とただただ思ってしまいました。衣はサクッとした食感があり、合い挽き肉はうっすらとピンク色になっていて、肉の旨味と甘味がより良く感じられるようになっている。デミグラスソースは深いコクがあり、牛の旨味が詰まっているのでメンチカツレツの旨味をさらに引き出し、白いご飯を食べても食べても口の中では旨味が残っているほどでした!
ご飯は間違いなくおかわりを要求してしまうような味わいがメンチカツレツにはあり、ナイフでも簡単に切れるほど衣もサクッと、肉もふわっとしているのでアツアツの内に食べ進めてしまうのは当たり前であろう料理でした。本当に美味しかったです。
ごちそうさまでした!
【レストラン桂】では、創業当初から自家製のソースを使った料理を出していて、特製メンチカツレツやスパゲティイタリアンなどの人気商品だけでなく、週末限定の大人気メニューもありますので、是非、足を運んで食べに来てください!夜はお酒も飲むことが出来ますよ!
2代目の店主の清照さんは普段から厨房にいるので、あまりお話しできる機会は少ないですが、初代の奥様清美さんは普段からホールにいてお会計などをしている際に気さくに話しかけてくれるので、聞いてみたいことがあれば聞いてみたりするのもいいかもしれません!
【レストラン桂】さんは日本橋三四四会という日本橋料理飲食業組合の青年部に加入しており、地域活性化にも取り組んでいます!日本橋三四四会は下記リンクよりどんな活動をしているか見ることが出来るので是非、ご覧ください!
三四四会だけのキャンペーンなどもやっているので、“三四四会加入店巡り”というのもありですね!
【レストラン桂】さんは以前ご紹介した【小春軒】さんとお知り合いで、今回【小春軒】さんをきっかけにご紹介して頂けました!2店様とも洋食屋さんかつ人気店ですが、飲食店は周りの助け合いがあってこそのものでもあるので、こういう飲食店様の繋がりって大事だと思います!
下記より【小春軒】さんの記事も見れるので是非、食覧してみてください!
【レストラン桂】さんでは、お昼からサラリーマンで満席になる人気店で夜は昼の洋食店と違った居酒屋の雰囲気も楽しめるので、是非、みなさんで食べに行って楽しんで下さい!
食覧有難う御座いました!
Store Information店舗情報
店舗名 | レストラン桂 |
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住所 | 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目13−7 Google map |
電話番号 | 03-3241-4922 |
営業時間 | 平日・祝前日 11:00~14:15(料理・ドリンクL.O. 14:00) 17:00~21:00(料理・ドリンクL.O. 20:45) 土曜 11:00~14:15(料理・ドリンクL.O. 14:00) 定休日 祝日・日曜 |
予算 | 昼 ¥1,000∼2,000 夜 ¥2,000∼3,000 |
決済方法 | 現金、クレジットカード(VISA、Master、JCB、Diners)、PayPay |
URL | https://restaurant-katsura.owst.jp/ |
予約 |