ご覧いただきありがとうございます!
COOK LOOKスタッフです!
今回、ご紹介するのはYoutube上にアップした動画が300万再生を突破した、“チンピラ中華” こと『中華屋 櫂ちゃん』さんです!
動画内ではお伝えできなかった話等も混ぜながら、ご紹介できればと思います!
ぜひ最後までご覧ください!
▼300万再生を突破した動画はコチラ▼
https://www.youtube.com/watch?v=8pFM0EK12HE
Index
新高円寺、ルック商店街の片隅。
本堂亮さんが店主を務める『中華屋 櫂(かい)ちゃん』。
全身タトゥーに金髪ピアス。街ですれ違ったら、思わず道を開けてしまうようなイカつい風貌。
その見た目から、お店をオープンさせた時には「暴◯団の店だ。」と揶揄されたそうだ。
だが、その見た目とは裏腹に、口を開けてみると物腰の柔らかさ・気さくさに驚かされる。
“気のいい兄ちゃん”といった印象を受ける。
ちなみに店名の『櫂ちゃん』は、本堂さんのお父様の名前が由来になっているんだとか。
店主の引退で閉店となった街中華「ラーメン万福」さんからそのまま居抜いたという店内。
厨房を囲うように作られた、真っ赤なカウンターが町中華ファンの心をくすぐる。
店内や看板に貼られたステッカーやポスターに、引き継いだ本堂さんのオリジナリティを感じる。
その中には、あの “チンピラ中華” のイラストも。
先述したように、「暴◯団の店」と揶揄されていた櫂ちゃん。
そこから巷で“チンピラ中華”と呼ばれるようになったそうだ。
始めの頃は「そんなことないのに、なんなんだ。」と少し不満を感じていたんだとか。
だが時が経つにつれ、チンピラ中華という語呂の良さに馴染みを覚え、今では受け入れるどころか、タトゥーまで彫ってしまったそうです。
本堂さんは、中野にある街中華の超人気店「尚ちゃん」で約12年働き、こちらのお店をオープンさせたそうだ。
Youtubeのコメント欄を見ていると、“尚ちゃんにいた人だ!” “この笑い声が懐かしい”等のコメントがちらほら。
修行時代から、そのキャラクターゆえ常連さんたちの印象にも深く残っていたようだ。
自営でお店を経営している飲食店オーナーさん達は「自分の城を持ちたい。」とか「夢だった。」とかそんな理由で独立するようなイメージを我々は持つ。
本堂さんに独立した経緯を聞いてみたところ、
「尚ちゃんを辞めた時にはもう30代後半で、他にできることが何もなかっただけなんです。本当はやりたくないし、楽しんで仕事はできてないです。これしかないから。」
と予想外の返答。
だが、この潔さから伝わる本堂さんの人柄。
「やりたいことを仕事にできるわけではない。」これが真理なのかもしれない。
午前11時半。バイトの方が看板を出し、営業スタート。
すぐに数名のお客さんが入店してくる。
そこで我々は驚かされた。
熱々の中華鍋を素手で掴み、華麗に鍋を振る姿。
盛り付けまでの無駄のない動き。
掃除の行き届いた厨房。
とても「やりたくない。」と言っていた人間の仕事とは思えない。
そのルックスも相まって、映画やドラマのワンシーンのようだ。
カメラを構える我々に、常連さんが気さくに声をかけてくれた。
「これが美味いんだよ。」
と、何やら赤い豆板醤のような調味料を大量に乗せた炒飯やラーメンを、口一杯に頬張る常連さん。
どうやら、尚ちゃんでも使っていた特製のニンニク入りの辛味調味料のようだ。
この方はあまりにもこの調味料が好きなようで、
「これから出張だから。」
と持参したリポビタンDの空き瓶に、出張日数分を入れてもらっていた。
「それだけの店になっちゃうから、あんまりそればっかり推さないでよ。」
「いーじゃん本当に美味いんだから。」
と、本堂さんと常連さんのやり取りに、街中華の温かい空気を感じる。
他にも女性一人のお客さんや、若いお客さんと気さくに話す本堂さん。
見た目とは裏腹に、みんなに愛されているようだ。
町中華のド定番、餃子(¥400-)。
一口噛むと溢れる肉汁に、濃いめの味付け。
思わず「これこれ。」と言いたくなる。
人気TV番組「町中華で飲ろうぜ」にも登場していたが、なるほど納得。ビールとのマリアージュが最高だ。
超人気店「尚ちゃん」でも超人気の木耳(きくらげ)炒め定食(¥950-)。
この味をしっかりと受け継いだ、櫂ちゃんでも人気のサービスセット。
木耳炒めに半ラーメン、さらにライスがついてこの値段。
控えめに言って最高。
最近、プチブームが起こっている(らしい)木耳炒め。
コリコリの木耳にフワフワの玉子。
濃いめの味付けに、豚の甘み。やばい、米が止まらん。
サービスセットの全てにつく半ラーメン。
これで本当に“半”ラーメンなのか?と言いたくなるしっかりとしたボリューム。
ベースの豚骨出汁がしっかりしていて、醤油感もありTHE・街中華のラーメン。といったところ。
中細ストレートの麺はコシがあり、煮豚の旨みも最高だ。
この日は食べることができなかったが、メニューには他にも気になるものが多数。
常連さんが食べていた炒飯や、トロトロの餡が美しい中華丼。
次回以降に持ち越しだ。
さて少し話は変わるが、“ちゃん系”と呼ばれる町中華をご存知だろうか?
今回ご紹介した『櫂ちゃん』や、店主の修行先である『尚ちゃん』を筆頭に、『〇〇ちゃん』というワードがつく町中華がいくつか存在する。
これがまた名店揃いなのだ。
それらのお店についてはまた、別の機会に。
我々の運営するYoutubeチャンネル。
その代名詞となった「チンピラ中華」。
Breaking Downのような不良コンテンツの流行や、「レペゼンFOXXのフォイさんや、ラップグループ・ジャパニーズマゲニーズのJAGGLAさんに見える」サムネイルも相まって、ここまでバズったのだろう。
だがこの動画をタップした多くの人が、本堂さんの姿に魅了されたのではないだろうか?
「やりたくないけど、これしかない。」と言い放ちながらも、その所作は流麗。
全身に入った刺青からは想像ができない笑顔や、お客さんと談笑する姿。
本当に魅力的な人間なのだ。
魅力溢れる漢の、最高の町中華。
近くに立ち寄った際は、ぜひ味わっていただきたい。
Store Information店舗情報
店舗名 | 中華屋 櫂ちゃん |
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住所 | 東京都杉並区高円寺南3-23-19 Google map |
電話番号 | |
営業時間 | 11:30~22:00 【水曜定休】 |
予算 | ¥1,000~¥1,999 |
決済方法 | 現金のみ |
URL | |
予約 |