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COOKLOOKスタッフです!
今回お邪魔したのは東京では珍しい、“朝ラーメン”を提供するお店【えーちゃん食堂】さんです!
なんと仕込みの開始は夜中の3時から!
ある一日に密着してきました!
ぜひ最後までご覧ください!
▼お店に密着した動画はこちら▼
Index
えーちゃん食堂さんの店主である、佐藤栄市さん。
実は過去に、NSC(吉本総合芸能学院)に在籍しており、お笑い芸人を志していました。
当時からラーメン屋さんでバイトをしていたこともあり、そこからラーメンの世界にのめり込んでいったそうです。
芸人を目指しながら、ラーメン屋でのバイトを続ける佐藤さん。
ですが、あまりお笑いに没頭することができず、NSCを退所します。
一番長くバイトをしていた「ラーメン凪」で、現在「まるえ中華そば(東京/巣鴨)」の店主をされている、惠本将裕さんに出会います。
その後惠本さんの計らいで、中目黒にあった人気店「中華そば えもと」を任されることになります。
そうしてどんどんと、ラーメンを作る楽しさにハマっていき、ついに2023年4月24日に『えーちゃん食堂』をオープンしました!
えーちゃん食堂は東急目黒線「不動前駅」、JR山手線「目黒駅」、東急東横線「中目黒駅」の3つの駅の中心近くにお店を構えています。
実はこのエリア、飲食店の激戦区で周りにも有名な町中華やラーメン屋が多く点在しています。
「そんな中、うちのような新しい店が勝負していけるのだろうか?」
と考えた栄市さん。
ご自身が朝ラーメン文化のある、福島県出身ということもあり、周りのお店とは違う時間帯での営業形態で勝負することを決意したんだそうです。
現在では地元の方々の認知度も上がり、朝から開店待ちをするお客さんもいらっしゃるんだとか。
深夜3時過ぎ、栄市さんがいらっしゃいました。
お店についてすぐにスープの入った寸胴に火をつけ、ネギを切り始めました。
毎週必ず「限定ラーメン」と称し、普段のスープに色々な食材を加えたオリジナルラーメンを提供しています!
この日は限定「天然サザエの塩ラーメン」。
長崎から仕入れた、天然のサザエ25kgをどんどんとスープに入れていきます。
なんて贅沢なラーメンなんだ…
また、限定ラーメンの日はチャーシューも普段とは違うようで、煮込んだチャーシューを次々にタレへ投入していきます。
このチャーシューがとろっとろで最高なんです。
一通り食材の仕込みを終えた栄市さん。手際よくお店の掃除を始めました。
あまり掃除にスポットを当てることはないんですが…(笑)
「そんなところも!?」
と丁寧さに驚かされました。
掃除を終えた後は、何度もスープの状態を確認しながら、開店の準備を進めていきます。
毎朝必ずラーメンの味見をしているそうで、限定「サザエ塩ラーメン」を試食する栄市さん。
味の感想を聞いてみると「海って感じですね!」と一言。かなり手応えがありそう。
そんな話をしていると、早くも一人のお客さんが並び始めました。
現在「7時頃から営業開始」としているものの、お客さんが並び始めると早めにオープンすることも多いようで、この日は6時40分にオープンしていました。
この時間にオープンするお店も、この時間に並ぶお客さんにも驚きです…
「お昼に向けて徐々にお客さんが増えていくんだろうなぁ…」
と甘い考えを持っていた撮影スタッフですが、7時を過ぎたあたりから行列ができ始めます。
店内が6席ということもありますが、7時半頃からはずっと行列が絶えませんでした…凄すぎる…
常連の方もかなり多いようで、限定ラーメンの日は必ず来るという「えーちゃんフリーク」もいらっしゃるそうです。何人かにお話しを聞いても、「昨日も来たんです。」とか「週に2~3日は来ます。」とか、人気が伺えます。
ほぼワンオペということもあり、かなり早い回転速度。この日は10時45分に、100杯が完売。
この時間に売り切れることは流石に珍しいようで、栄市さんも驚いていました。
ネットで検索をすると、営業時間「7時〜13時」と出てきます。が、13時前には売り切れになることが多いみたいなので、「朝はちょっと起きれない…」なんて方は、10時頃が狙い目だと思います!
この日限定の、天然サザエの塩ラーメン(¥1,300-)。サザエの実が入っているわけではなかったです(笑)
ですが食べた瞬間に、海の香りとサザエの香りが押し寄せてきます!
私自身、サザエのラーメンは食べたことがなかったんですが、「なるほど。」と納得の一品。
トッピングもシンプルで、ネギとチャーシューに海苔。
どれも、サザエの風味を引き立ててくれる、上品な一杯でした。
お客さんも「サザエの一番好きな食べ方が見つかった。」と絶賛していました。
毎週このクオリティで、色々な食材のオリジナルラーメンが食べられるのは、栄市さんの熱意の賜物ですね!
こちらは普段出している、お店で定番のラーメン(¥1,000-)。
ベースはサバと豚。食べた時にサバの香りがフワッと香るような、田舎っぽいラーメンを栄市さんなりにブラッシュアップして作っています。
こちらもかなり上品な味わいで、朝からでもするする食べることができます。
毎日継ぎ足しでスープを作っているため、限定ラーメンの次の日はどうしても素材の味が残ってしまうんだとか。
そのため、毎日少しずつ味に変化が出て、「いつ来ても飽きない。」と常連さん達を魅了しています。
さらに純正スープのラーメンは、麺も自家製!
京都にある老舗の製麺屋『麺屋棣鄂(めんやていがく)』さんをはじめ、色々な方から教わったという製麺。
うどん用の製麺機を使っているという中太麺は、小麦の香りがたっていて、独特の歯応えが楽しめます!
お店に入るとまず、券売機がお出迎え。
【券売機写真】
定番の「ラーメン」や「チャーシューメン」に加え、「つけめん」や「ざるラーメン」も。
残念ながら今回はいただけませんでしたが、いつか食べてみたいですね!
限定の日は、他のメニューはいただけないので、金額に合った「限定」ボタンを押してください!
そして、客席はカウンター6席。
栄市さんワンオペの時もあるため、少し少なめです。
なので少し並んでいても、比較的に早めに入店できます!
実は筆者、「名探偵コナン」の大ファンなんです…
店内に入ると、ラーメンを持ったコナンの色紙がお出迎え。
気になりすぎて、「作者の青山剛昌先生もいらっしゃるんですか!?」とすぐに聞いてしまいました(笑)
ラーメン屋でずっと働くうちに、色々な人との繋がりができたという栄市さん。
小学館の方にお知り合いがいて、青山剛昌先生のご自宅でラーメンを振る舞ったことがあるんだとか!
やっぱりご自宅はとてつもない広さだったようです…
栄市さんはその時は味噌ラーメンを作ったそうで、青山先生も大満足!
お礼にこちらの色紙をプレゼントしていただいたんだとか。羨ましい!!
「70歳になっても、お店に立ってラーメンを作り続けたい。この場所で長く、みんなに愛され続けるお店にしていきたい。」
と語る栄市さん。
夜中3時には独り仕事を始め、みんなが仕事を終える頃に寝る。
なぜそこまで全てをラーメンに注ぐことができるのか?聞いてみました。
「芸人時代も全く芽が出ませんでした。他のバイトも色々やったけど、全くだめ。
ラーメンが唯一自分ができる職業なんです。これがなくなったら寂しいんです。
だからずっと続けていきたいですね。」
並々ならぬ情熱を持った店主が作る、至高の朝ラーメン。
ぜひ一度、味わってみてください。
Store Information店舗情報
店舗名 | えーちゃん食堂 |
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住所 | 〒153-0064 東京都目黒区下目黒3丁目4−6 サンライズ目黒 Google map |
電話番号 | |
営業時間 | 7時頃~13時 (なくなり次第終了) 定休・水曜 (火曜不定休) |
予算 | ¥1,000~¥1,999 |
決済方法 | 現金のみ |
URL | |
予約 |