どうも!COOKLOOKの阿部です!
本日も食覧ありがとうございます!
今回は、創業が大正7年の元祖カツカレーがある【河金】さんに行ってきました!
大正7年ってことは1918年なので
もう既に100年の歴史がお店としてあるということですね。
凄い、長すぎる!
そんな【河金】さんの
秘密な調理方法やお店の歴史について今回はお聞きすることが出来ました!
さらに、創業より味を変えていないといわれる“河金丼”も
食べることが出来たので、是非食覧を楽しんで下さい!
取材動画はこちら:https://youtu.be/_oIVaP4BXPE
カツではなくカレーと言えば、
親子3世代で引き継がれているカレーが人気のお店がありますよね!
【ことぶき食堂】さんです!
こちらのお店は1956年創業と【河金】さんに比べたらまだ短いなと思ってしまうかもしれませんが
味も雰囲気も全てが最高ですので是非、こちらも食覧してみてください!
Index
【河金】さんは大正7年の1918年創業した、カツカレー発祥のお店!
又、上野・浅草周辺に2店舗あり、今回は千束店さんにお邪魔させて頂きました!
最寄り駅はつくばエクスプレス線の浅草駅となっており、
浅草駅のA2出口より向かうところ徒歩10分で【河金】さんに到着しました!
もう1店舗は入谷店となっており、
JR山手線の鶯谷駅か東京地下鉄日比谷線の入谷駅より徒歩で行くことが出来ます!
【河金】という名前って言いやすい名前でもありますし、覚えやすいですよね!
さて、ところでなぜ【河金】という名前になったか気になるところで
現店主の4代目にあたる河野貴和(コウノヨシカズ)さんにお聞きさせて頂きました!
それは初代が“河野金太郎”という名前だったから、【河金】になったそうです。
意外と単純でした(笑)
簡単に名前を付けていますが、ここまで人気で常連さんも多いのが凄いですよね!
【河金】さんは諸説ありますが、カツカレー発祥のお店で有名ですよね!
4代目の貴和さんに詳しく聞いてみると、
初代の河野金太郎さんが屋台でとんかつとカレーなどの洋食を販売していたそうで
ある日、お客さんからカツとカレーを一緒に出してと言われ
一緒に提供したことからカツカレーが生まれたそうで、商品名としては“河金丼”として売っているそうです!
ちなみに“河金丼”という商品名は商標登録もされているみたいですよ!
【河金】さんは大正7年創業で今年で104年が経ちます。
長い歴史がありますね!そんな歴史も今回深く書かせて頂ければと思います!
暖簾からも歴史を感じられるのがいいですよね!
初代の河野金太郎さんは、
まだ洋食が未発展だった当初、1918年に日本初の洋食屋台を始めました!
金太郎さんのお店は大繁盛していたそうです。
左下が河野金太郎さんとなっていて、大繁盛ののち、
当時東洋1の劇場と呼ばれていた国際劇場の横に1929年にお店を構えました。
又、当時、国際劇場に出演していた
東八郎さんや演奏者のルイ・アームストロングさん高倉健さんの奥様の江利チエミさんなどに
【河金】さんは愛され、様々な人に知られるようになりました!
1973年に初代河野金太郎さんが亡くなり、
河野金太郎さんの長男清光さんが店を継ぎ、次男の信之助さんが暖簾分けとして
千束のもう1店舗の入谷店を出しました。
どちらの店舗も大繁盛が続き、
長男の清光さんのお店には美空ひばりさんや永六輔さんが来店していたり、
当時のトップスターの胃袋を満たしてきました。
さらに、清光さんは江利チエミさんとの親交が深く
高倉健さんとの結婚式にも呼ばれていたそうです!凄いですね!
2代目の清光さんがお店をやっているときに親交があった
昭和の大スターの永六輔さんは【河金】さんの常連で、
当時、様々なものを測る尺貫法を残そうという運動していたそうで、
“モンメのうた”という歌も歌っていました!
そこで、永六輔さんが【河金】さんに来店した際に、
「このお店でも匁を使ってよ」ということから100匁カツが誕生したそうです!
匁(もんめ)は、
日本の尺貫法における質量の単位である(明治時代以降)。
明治以降、1 匁 は正確に 3.75 g である。
今では100匁だけでなく、50・70・150匁までの量を売っていました!
100匁カツが誕生し、その後、本店はなくなってしまいましたが、
入谷店の店主信之助さんの長男純一さんが入谷店を継ぐことになり、
暖簾分けとして、次男の謙二さんが1984年に浅草の千束に店を開きました!
開業の祝いとしては昔は花ではなく、
このような木の和彫りが一般的なもので親戚であったり仲良くしているお店からもらえるそうです!
有名なお店が多く
【どぜう飯田】さんは合羽橋で1,2を争うどじょう屋さんで、
【鳥藤】さんは築地で有名な老舗の肉専門の卸屋さんです!
長い歴史がある中で、
色んな人に愛されている【河金】さんは改めて良いお店だなと実感しました!
河野家の家系図
初代 二代目 三代目 四代目
河野金太郎 → 清光(本店)
↳ 信之助(入谷店) → 純一(入谷店)
↳ 謙二(千束店) → 貴和(千束店)
今もなお様々なメディアに取り上げられるほど人気の【河金】さんには
昔から引き継がれているこだわりもあり、
調理方法を変えないからこそ、著名人の胃袋も満たしてきました!
語り継がれているものが美味しい料理だと必然的にお店の人気も続くし、
人の好さも引き継がれている証拠ですよね!
【河金】さんでは、昔から調理法は変えず104年間営業している。
その調理法は、
昔ながらの細かいパン粉を使って、肉叩きで肉をたたき、肉の筋を切って、ラード100%で揚げる
という単純な調理法だが、この調理法だからこそこの美味しさが生まれる。
今流行っているレアで肉を仕上げるとかは一切せず、昔ながらのとんかつを提供していました!
お店としてはお客さんの好みで作ることもしているので
“厚く揚げたり”、“レアに揚げたり”など要望があればそれに合わせて作るようです!
このお客さんの頼みから河金丼も生まれたので、
形は変えず、お店の雰囲気・象徴を残すために今も受け継がれていました!
【河金】さんでは昔ながらのカレーを基本に作っていました!
具材はとんかつを作る際に残るスジ肉と玉ねぎのみで、
ラード、小麦粉、カレー粉を加えたカレールーに醤油、ソース、砂糖のみの調味料という
シンプルな味付けだが、これこそ誰が食べても美味しく感じてしまう味!
一般的なカツとカレーの調理法だからこそ
誰もが好み、リピートしてしまう味になっているのがよくわかりました!
つくばエクスプレス線浅草駅から向かうところ徒歩10分。
【河金】さんに到着すると、昔の名残が残る外観が出迎えてくれました。
“とんかつ河金”と大きく書かれた看板の下には、
100匁わらじとんかつ、元祖かつカレー河金丼と書いてあるのが特徴的ですね!
暖簾も昔から使っているものを今でも使っていて、
白い暖簾が換気扇などから通った湿気などで味がでているように茶色く滲んでいて
昔の名残を感じますよね!
店内に早速入ってみると、カウンター席がすぐに目に入ってきました!
カウンター席は8つ程あり、厨房の様子も見ることが出来るので
料理を待つ間も楽しむことができますよね!
又、奥にはテーブル席も2つあり団体でもゆったりとご飯を楽しむことが出来ます!
店内には著名人のサインがあり、
“ももクロ”さんとかも来ていて話題になっていました。
店内にサインが飾られていると今でも人気というのが象徴されます!
【河金】さんではかつとカレーだけを楽しむことが出来ますが、
このかつとカレーが美味しいからこそできる荒業です!
昼定食では、ロースかつ定食(¥1,000)やエビフライ定食(¥1,200)などの揚げ物や
河金丼(¥900)やしょうが焼定食(¥900)などの商品もありますね!
昼の定食だと河金丼に唐揚げが付いてくるみたいです!
こちらが夜のメニューになっていて、
ロースかつやヒレかつは50・70・100・150匁で頼めるようで、
河金丼もしっかりありますね!
又、お得な晩酌セット(¥800)もあるのでお酒を飲みながら楽しめるのがいい!
今回、【河金】さんに来たからには食べないといけない
河金丼と100匁ロースかつを食べさせて頂きました!
4代目の貴和さんにも
河金丼と100匁ロースかつがいいよ!と言って下さったので
もうそれを食べないわけにはいかないですよね(笑)
まず、先に頂いたのは河金丼(¥900)です!
初代河野金太郎さんが作った河金丼がどんな味がするのか楽しみです!
こちらが河金丼ですね!
カツカレーに白みその味噌汁とお新香が付けられていました!
河金丼は、ご飯の上に千切りキャベツが乗っていてその上にロースかつがドサッと乗り
カレーがかけられています!
なんか間近でみてみると、より慣れ親しみを感じる色合いですよね。
早速一口頂いてみると、
カレーは辛さはなく本当に昔ながらのカレーというような味わいで
誰もが好む美味しいカレーです!
かつは細かい衣がしっかりと揚げられていてサクッとした食感とともに
ラード100%で揚げている分コクが凄く伝わる。美味しすぎる。
又、キャベツが下に敷かれている分
脂も口の中でスッキリすることが出来るしカレーが絡んだキャベツもなお美味い。
最高だ。
著名人の方々が好き好んで食べにくる理由も凄く感じました!
続いて頂いたのは100匁ロースかつ(¥1,700)です!
1匁が3.75g計算なので、375gということか、、、、
うん?デカすぎじゃない?と考えていると
店主の貴和さんが「はい、どうぞ」と出してくれました!
この写真を見るだけで大きさ伝わりますよね!
お皿が肩幅くらいある大きさでその上にドスンと乗っかっているロースかつの
俺だ俺だ感は強すぎますね!(笑)
付け合わせとして千切りキャベツ、レモン、からし、パセリが付いています。
しかし、これが100匁だったら、150匁とか異常な大きさですよ、間違いなく!
一人で食べるのも不安になるくらいの大きさなので
普段はシェアして食べる人もいれば半分食べて残りは持ち帰ったりすることもできるみたいですよ!
早速一口頂いてみると、
サクッとした衣とともに豚肉の旨味が口の中にジュワっと広がるのが感じられました。
先程の河金丼と同様ラード100%で揚げているからこその味わいです!
375gのデカ盛りだからこそ大味になってしまう印象がありますが、
そんなことは一切なく、それぞれの肉がジューシーで脂の旨味が繊細かつ大胆に伝わってくるのが
【河金】さんのロースかつの良い所だなと思います。
河金丼もロースかつも美味すぎました。
104年もの長い年月愛されてきたのをより身に感じましたし、
これからも人気なのは続くだろうな感じさせてくれる味わいでした!
ごちそうさまです。
【河金】は大正7年創業で100年以上経つお店ですが、
昔から調理法は一切変えず、誰が食べても美味しいかつ・カレーを楽しめるので
是非、食べに来てください!
元祖のかつカレーを味わうことが出来るので是非食べに行ってください!
【河金】さんでは、出前もやっていて
なおかつデリバリーサイトの出前館にも掲載されているので、是非チェックしてください!
出前の注文が入ると、
4代目の貴和さんが作り、3代目の謙二さんが配達に行く連携プレーも見ることが出来ますよ!
出前やデリバリーでも楽しむことが出来るのって今の世の中有難いですよね!
それでは、食覧有難う御座いました!
Store Information店舗情報
店舗名 | 河金 千束店 |
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住所 |
〒111-0032 東京都台東区浅草5-16-11 つくばエクスプレス線浅草駅から徒歩10分 Google map |
電話番号 | 03-3872-0794 |
営業時間 | 11:00~20:00 定休日 土曜 |
予算 | ¥1,000∼2,000 |
決済方法 | 現金 |
URL | https://www.facebook.com/kawakindon.asakusa/ |
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